多摩美術大学で建築を学んだ後、アントワープ王立美術アカデミーファッション科を卒業した新居幸治と、アントワープとパリでベルンハルト・ウィルヘルムに師事した後、バルセロナでの革工芸経験を経た新居洋子が、2007年にスタート。ブランド名の「Eatable=食べられる」は、コレクションテーマについてのリサーチから素材の理解、天然素材の使用、染織や革の鞣しなどの製法への執着を表現する言葉。そのこだわりが1点1点の商品に表れ、独特の素材感やデザインを楽しむ顧客が多い。現在、熱海を拠点にクリエーションを続け、毎シーズン、パリと東京で展示会を行っている。また、「山猫軒」と銘打つ期間限定ショップや自主企画のイベントを通じて顧客とのコミュニケーションを図るスタイルも喜ばれている。

Eatable of Many Orders is a Japanese brand by Koji, graduated from Department of Architecture at Tama Art University and fashion department at the Royal Academy of Antwerp and Yoko Arai, a graduate of Otis College of Art and Design. They met in Antwerp while Koji studied at the academy in Antwerp and Yoko worked as an assistant to Bernhard Willhelm. In 2007, the couple returned to set up an atelier near the pacific ocean in Atami, Japan and launched a brand, Eatable (later renamed to Eatable of Many Orders). Eatable of Many Orders present their collection twice a year in Paris and Tokyo.


新居幸治
1975年:東京に生まれる
1999年:多摩美術大学建築科卒業
2006年:アントワープ王立美術アカデミーファッション科卒業 / ボイマンス美術館(デンハーグ)、モード美術館(アントワープ)にて展示を行う

新居洋子
1977年:愛知県に生まれる
1993年:単身渡米 2001年:ロサンゼルス・オーティスカレッジ芸術大学ファッション科卒業
2001-2003年:アントワープとパリにてベルンハルト・ウィルヘルムに師事
2003-2004年:ミュノスヴランデシッチとバルセロナで革工芸に携わる
2006年:ウォルターショップ(アントワープ)、mameg(ロサンゼルス)にて自作のタペストリー展示を行う

2006年:揃って帰国
2007年:熱海を拠点にブランド活動をスタート /「食べられる靴」を発表した金沢 21 世紀美術館でのインスタレーション展示に続き、東京で個展を開催 / ブランドを象徴するアイテムとして現在も制作し続けている鞄「ハンガーバック」を初めて発表
2008年:天然素材でつくられているため雨に弱い「ハンガーバック」を守るための服として初めて洋服のコレクションを発表
以降、ストーリー性のあるデザインと素材の選び方・使い方のこだわりから成る洋服、革と無垢の木を合わせた鞄を発表し続け、独自のクリエーションを展開。オリジナリティのある世界観が注目されている。